「宣戦布告よ!!!藍空 桜!!」

「ふん!!いい度胸してんじゃない!!!」


こうなったのは、さかのぼる事二週間前のこと――…


「あんたが、藍空 桜?」

「はぁ…はい…なんですか?」

「私からの、果たし状よ!!」


そう言っていきよいよく、机の上に出されたのは『果たし状』と書いた紙だった。


「もし、私がお前に勝ったらこの学園から出て行け!!で、まぁないと思うけど、あんたが勝ったら、私がこの学園でて行く!!」

「はぁ?ちょっとまってよ、私があんた追い出したってなんのメリットもないじゃない!!」

「なくてもいいから受けなさい!!」

「いや!!なんで、見ず知らずのあんたになんか、関わらなければならないわけ?しかも、こ―――んな小さい子に手が出せますか!!」


私は、嫌味た――――っぷりに言った。


「っ!!は!!どこぞの水玉さんに言われたくないですね」

「!!なにを――――!!」

「やるか!!」


いー―――!!と睨んでいると、「じゃあ、果たし状決定ね」と言って、梓が手紙をとった。


「望むところだ!!」

「あたしだって負けないから!!」