桜の過去―――…


私には、彼氏がいた。2上の先輩……

先輩は私の事を可愛がってくれた。

大切にしてくれた…



それが、怖かった――…



大切が、束縛に……束縛が、暴力に―――……




つらかった、でも別れられなった……




別れを切り出しても、その時になってから謝る……


「ごめん、俺が悪かった、だから今回のことは、見逃してくれ!!頼む桜」


「ごめん……今回はムリ……もう、怖いの……祐輔といると怖いの……」


「桜、お願いだ!!俺は別れたくないんだ!!頼む桜!!」




「ごめん……ムリ……さようなら………」



私は、泣きながら祐輔の元を離れた―――…



でも、その後もメールも電話も、何回も何回も送られてきては


『やりなおそう!!』

『メール見たら、電話して』



「もういやあぁぁぁぁぁぁぁ!!」


私は、おかしくなりそうだった……