「ごめん!流君!今日は先に帰るね」

帰りに流君の教室に行き

皆に注目されながら

流君を呼んで私はそう言った。

「・・・あ、うん。

どうした?具合でも悪い?」

「ううん。そんなんじゃないから心配しないで。

ちょっと家の用事があるだけ。」

私はちょっと嘘をついた。

「そっか・・。」

そお言い流君は私の頭に手をおいて、

ポンポンとした。

「また、明日な」

「うん!」