久世玲人のお昼ご飯を買い終え、屋上へ向かった。


いたいた…。

フェンスに寄りかかり、いつもの定位置でマンガを読んでいる。


「久世君、お昼買ってきたよ」

「サンキュ」

今日はカレーパンと焼きそばパンにしてみた。不良ならきっと好きだろう。


「はい」とパンを渡すと、久世玲人はやはり何の文句も言わず食べ始めた。