「やっぱり納得いかない!!あんた一体どうやって玲人に取り入ったのよ!!」

佐山君との間を割って入り、サエコが詰め寄ってきた。


全然取り入ってませんけどもっ!!


と言い返したいけど、恐ろしくてビクビクすることしかできない。


「おい!やめろよ!」

佐山君が興奮気味のサエコを止めようと、前に立ちはだかった。


佐山君…!!

あなたが救世主に見える!!

うっとりと感動していると、サエコは私をキッと睨みつけ言い放った。


「あんたみたいな子が玲人の彼女になれるわけないじゃない!!」