いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]

ああ…こんなところにお昼ご飯食べに来るんじゃなかった…。

じめじめと暗いし、見るからに縁起の悪い場所だ。


自分の行動を悔いていると、彼らは一層楽しげに私を囲んできた。


「久世の彼女がこんなとこで何してんのー?待ち合わせ?」

「俺らが代わりに相手してやるよ」

ニヤニヤと下品な口調で言われ、本当に耐えられない…。

彼らの言葉を無視したまま、ずっと俯いていることしかできない。


そんな私の反応が気に入らないのか、1人の男が私の顎を掴み、「何とか言えよ」とグイッと持ち上げた。


「やっ…!!」

「やっ、だって!可愛いー」

「いいねーその反応」


私の顎を持ち上げたまま、彼らは楽しげにはやし立ててくる。

どうしよう…。彼らがこのまま私を解放してくれるはずがない…。