「黙って聞いてれば何なのよ!」


彼女の手にはいつの間にか──ハサミが握られていた。



「陸の前に出られないようにしてやる」

「ちょっ……ヤバイって……」


さすがに後ろの女の子達も焦ったような声を出した。


ちょっと待ってよ……。

出られないようなって……何するつもり!?


「ちょっと髪切るだけよ。短い方がきっとかわいいわよ」


完全に目つきの違う彼女。

あたしは、いつ動き出すかわからない彼女の手元をじっと見つめていた。