「──……!?」 目を閉じるだけのつもりが、いつの間にか眠っていたらしい。 目を開けると、アイツがすぐ近くの壁に背中を預けて立っていたからドキッとした。 「なっ……何して……!?」 慌てて踏み台から降りようとした、その時。 「!!」 一段降りるだけだったのに、状況が飲み込めてない足がうまく動かなくてもつれた。 転んじゃう! 体を打ちつける痛みを覚悟してギュッと目を閉じたけど──どこも痛くない。 「大丈夫?」