ブーン……ブーン…… 「!!」 ハッと目を開けて胸を押し返すと、やっぱりアイツはふわりと微笑んでいた。 「俺のだ」 まるで何もなかったように普通だから、あたしは余計恥ずかしい……。 「乾燥終わったか見てくる」 一度開いた携帯を元に戻してソファに放り投げた。 「……出ないの?」 「いいよ」 そう言ってリビングを出て行くアイツ。 携帯はまだ、ソファの上で震えている。