でも…


―知ってる?
アイツ"明莵"ってさ…

アイツらと同じ化け物らしいぜ?―



そう……"明莵"に変な噂が立ち始めた頃。

その時、私たちは3歳だった。


明莵の家は、代々私たちに仕えている…ある意味、
"執事"などの仕事をする家だった。


だが、明莵は女だったため
私たちの能力は、秘密で生まれた時から幼なじみとして過ごしていた。