~2分後~


ガラッ!!!

「律!!律夏!!明菟!!いるかぁ?!」

っ?!

銀のやろぉ…律夏って言いやがったな?

マジで、怒った。

「律。あいつと先に屋上行ってろ。」

「んぁ?……わかった。」

律は、俺のオーラ?を見て感づいたのか。
 足早に、銀と朔を連れて屋上に行った。


そして鐘が鳴り、全員が席に着いた。

次は、数学。

簡単な問題1個書いてから、急いで屋上に向かうつもりだ。


「じゃあ、始めます。

黒板に問題書いてくれる人いる?」

俺は、席を立って黒板に向かって行く。

そして、

「簡単な問題ですけど…いいですか?」

と、言った。

「いいわよ?」

そう言われた律夏は、ものすごい速さで誰にも解けないであろう難問を黒板に書いていった。

そして、書き終わったとき、

「先生がこの問題を解けたら、授業を受けます。」

と言い、「明菟。行くよ。」と言って、教室を出た。


その頃…教室。


「こんな問題…解けないわよ。」

あいつ…天才なんだな。
  多分…俺より頭いいぜ?

と思っていた、ナルシストの遥斗であった。