~教室~
俺は、教室についてから色んな奴らに囲まれた。
香水くさい女どもと、族に入ってる男ども。
一番怖かったのが…
般若のような、鬼のような顔をしてこちらを睨みつけている二人。
もちろん、
明菟と……律だ。
その二人は、何かこそこそと話している。
「りっちゃん!!…………。とかは?」
「いいね!それにしようか!」
そう言って、二人がこっちに来る。
そして…
トントン。
肩を叩かれた。
明「龍~♪今日は、一緒に帰ろうか☆」
「ん?……あぁ。」
遠くで、律が誰かに電話している。
………誰と?
「明菟~。律って、誰と電話してんの?
まさかとは思うけど… 兄貴じゃないよね?」
そう言うと、明菟は…
ビクッと効果音が付きそうな位肩を上下した。
えっ…。
マジで?!
「律!!!!!電話貸せよ。折ってやる。」
許せねぇ。裏切りやがって…。
あのシスコン兄貴が…ここに来ちまう。
最悪だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
俺は、走って律のところまで行き、バッと胸倉をつかんだ。
そして、
「律。あいつに電話したのか?あ”ぁ?!」
。



