「有栖は、一番後ろの窓側で、青山は、その前な?」
「隣は?」

「有栖の隣は、弟だ。青山の隣は……赤城。その前が、九条。青山の前が宇佐美だ。」


「……おい。颯人?てめぇよぉ…ふざけてんのか?あ″ぁ?!」

今の言葉どおりに並べると…

窓 宇 九
窓 明 赤
窓 俺 律


となる。

思いっきり、囲まれてるよなぁ?

「………殺すぞ?」


ガラッ

「止めとけ…龍。」

誰だよ……。

「あ″ぁ?!黙っとけよ……律。」

そう……そこに立っていたのは、律だった。