「女神機能…
レジーナモードは
代償として生命エネルギー
を削って初めて機能する
それが原因ですね…」





シンはシェラを
悲しげに見やる




「ええ……」




シェラは手を見せる





「なっ!?」


レオナードは
小さな悲鳴をあげた



そこにいた全員
驚き固まっている




シェラの手は透けて
消えかけている




「みんなありがとう
私はもう思い残す
事は無いわ

ニーナあなたとの
約束…果たせなくて
ごめんなさい…

テル、シリア、シン、
レオナード…
ここにいないけどディズ…

せっかくあなたたちに
出会えたのに…
別れるなんてとても
辛い…


そしロード…
あなたが…

いいわ…また会えたら
あなたに言うわ」





そう言ってシェラは
柔らかな笑みを浮かべた






「シェラ………
俺は……好きだ……
好きだ…」





ロードはシェラを
見つめる







「ありがとう…
でもロード…
返事はまた今度ね…


また………」







そう言ってシェラは
消えていった









「またな………」







涙を流したロードの
呟きが空へと消えた