「・・・。」 倉庫内は静まり返っていた。 「颯冴。落ち着け。」 恭が口を開いた。 「飛鳥。颯冴が殴ってなかったら、俺が殴ってた。 バカなこと言うな。 なんで勝手に決めつけんだよ? 俺だって、颯冴だって、お前が必要なんだよ。 ここにいる全員お前に助けてもらって、憧れてんだよ。 蓮鳳飛鳥に憧れてんだよ。 」 最初は、怒鳴りながら、最後のほうは、言い聞かせるようにいった。