「飛鳥。」 そう言って俺を優しく抱きしめてくれた。 「飛鳥。お前は、まだ中坊だ。だった13歳のガキなんだよ。」 諭すように言った。 「そんなに抱えんな。 今やれることを精一杯やれ。 お前が守りたいものの ためだけに戦え。 そんで、女遊びは止めろ。 将来守りたい女が出来たとき、後悔するからな。 飛鳥は飛鳥なんだ。俺でもねぇ、兄貴でもねぇ。蓮鳳飛鳥っていう一人の人間なんだ。」 俺は、あっくんのこの言葉に救われた。