7月28日終業式。 朝、棗さん達にお礼を言って出てきた。 将吾は泣いてくれた。俺なんかのために。 学校に着いてすぐ校長室に向かった。 コンコン。 「失礼します。」 校長はこっちをむいた。 「なんの用かな?」 「13Hの棗明日香です。今日かぎりで学校やめさせて頂きます。今までありがとうございました。」 「なぜ、辞める?理由を聞かずやめさせる訳にはいかない。」 ちっ 「そうですね。理由は、」 バシッ 校長を殴った。 「これですかね。」 そう言って、 ニコッと笑った。