長い廊下を歩いて、昔の自分の部屋に戻った。

その間、組のいろんな人に、「若頭」、「飛鳥さん」などたくさんの声が、聞こえて「ああでも、やっぱり俺は、連鳳なんだ。みんなとは、違うものを背負って生きていくんだ。」と思った。麗奈のことは、忘れようと思った。


部屋に行くと、俺がでて行った2年前と同じだった。

黒で統一され、ソファー、パソコン、ベッド、必要な物以外置いていない、シンプルな部屋。


机の上に置いてある、パソコンを立ち上げた。


カチカチカチ
今までの、俺の情報にロックをかけた。


あー疲れた。
久しぶりに顔でも出すか。