「あ、あの..5年2組...、菅さんのクラスの生徒が、事故に遭ったみたいなんです...」
「え.....
それ、どういう...こと?」
頭が真っ白になった。
事故?
しかも私のクラスの生徒が?
「信号無視した車にはねられたみたいで...
今はまだ、意識が戻ってないって.....」
「病院!病院はどこ?今から行ってくる」
携帯を肩と耳の間に挟みながら、リビングに戻った。
猫男が、ビックリした顔で私の方を見ている
きっとその時、私の顔はとても怖くなっていたと思う。
「黙ってないで!病院は何処よ?」
「す、菅さん!!落ち着いてください!」
「...私は落ち着いてる!!」
猫男が私の肩をポンッっと叩く。
後ろを見ると、猫男が何か紙を私の方に見せつけていた。


