ねぇ、笑って。


でも、現実はこんな都合がいいわけない。

そんなことわかってたよ。

それでも一緒にいたかったんだ。

海ヶ崎君にとっては、迷惑だったよね。

でも許してください。

最初に話したとき、あんな挑発的な態度をとったことも。

それから、付きまとったことも。

海ヶ崎君にしてしまったことを。

それと、こっそり海ヶ崎君の後を追って家の鍵の在り処を知ったことも。

本当にゴメンナサイ。

最後の1ヶ月の我儘とはいえ、海ヶ崎君には関係ないよね…。

ただね、海ヶ崎君の寝顔を見れたことや笑顔を見れたこと。

そんな素敵な宝物を手に入れることができました。