屋上で千鶴と会ってから、もう10日経った。 俺は、疲れている。 なぜって、それは簡単なこと。 「海ヶ崎君!今日は2時間目から、登校してくれたんですね!さぁ、次は数学です。」 千鶴だ。 あいつは宣言したように友達になろうとしてか、いつもでもどこでも話しかけてきた。 俺がサボろうとしているときも。 俺が寝ようとするときも。 ホントにすぐ傍にいる。