「そもそも照れる要素は米一粒分も無い!」
とりあえず言い切れ。
「そう、なの?」
寺尾はちょっとは理解したか?
「米一粒分以下はあるんだ」
あーちゃんは俺を疑いすぎですよ。
「なによ〜裸を見せ合った仲じゃない」
バカ大塚! いきなり何言い出す!
「ばかやろう! 変な誤解を招く発言をするな!」
衝撃発言を聞いた寺尾は、顔を真っ赤にして……怒ってる?
「けど嘘はついてないよ?」
ハハハ、もうだめだ、こりゃ。
あーちゃんも怒り心頭、だろうな、こんな話を聞かされちゃ。
「裸を見せ合った、ねえ……」
余韻に怒りがみなぎっている。
活火山爆発数秒前、か。
「高橋……あれ?」
あーちゃんの怒り度MAX状態を知っているからであろう、地震の前のねずみのごとく非難しやがった。
『バシ! バシ! バシ! バシ!! ボゴッ!!』
うう……往復ビンタの締めがグーパンチ……効いた。
「由美! 行こ!」
そう言って去っていく二人、と荷物持ちのように着いていく高橋。
「何よ。失礼な子たちね」
誰か大塚も連れ去ってください。
「せっかく二人っきりになったんだし、お茶でもしに行く?」
「どこをどうとったらそんな思考回路になるのか解らん」
「だって久しぶりじゃない。あ! お茶よりも……」
「そこで『私を食べる?』とか聞いてくるのはベタ過ぎるぞ」
「……」
本気で言う気だったのか。エロゲーのやり過ぎだよ、お前は。
「すまんが今はかまってやる暇はない。誤解を解きにいく」
と言うより、大塚と二人でいる必要性も無い。
「冷たくなったね……」
「そうか? このくそ暑いのに?」
ふざけてみたが、どうやら気に食わないらしい。
「そんなボケしかできないなんて……」
そっちかい!
