先生…ごめん、愛してる。【完】

  

 敏感になったカラダは、勝手に反応する。


「すぐに終わる。」


 城は、囁いて深く入る。


「あっ…激しっ……あぁぁぁぁっ!!」


 羚音は、弓なり背中を反らす。



「………。」


 羚音は、息を調えながら城の背中を見つめる。
 城は、何も言わない。


「先生…後悔してる?」


 羚音は、静かに聞いた。


「…ごめんな……」


 城は、言って羚音の頬を撫でる。


「先生…謝らないで、慣れてる。また…明日。」


 羚音は、言って城にキスしてブレザーと春のコートを持って教室を出て行った。