2人は、キスをした。



 ピー――――――――――


「残念ですが…」


 医師は、駆け付けた父親と兄に辛い知らせをした。


「そんな……城っ!!」


 父親は、息子の遺体に抱き着いた。


「城…そんなに……愛していたんですね。」


 蒼は、言って弟を見つめる。


「城……許せ。お前の愛を許さなかった…父さんを。」


「お父さん…倖せにさせれたはずでした。 お父さんと私が間違わなければ……」


 哀しい親子の対面になった。
 父親と兄は、自分たちをせめていた。