「羚音…一人で逝かせない。愛してる…羚音……ごめん、愛してる。」


 言って城は、毒薬を飲んだ。

 しばらくすると城は、深い眠りに堕ちる。

 城は、羚音と一緒に永遠の眠りについた。



「先生…そろそろお茶を飲みに行きませんか?」


 言って棗は、中に入った。


「先生…辛いんですね。でも…行きましょう。」


 棗は、言って近寄る。


 カツン!


「!!」


 棗は、ビンを手に取る。


 ―“劇薬”―


「っ、先生っ、先生っ!!」


 城は、羚音に微笑みを向けて眠りについていた。