この愛を許して下さい。 「棗…嘘だろう。」 走ってやって来た城に聞かれ静かに頷いた。 「先生…中へどうぞ。」 言われて城は、中へ入った。 ベッドには、綺麗にしてもらった羚音が眠っていた。 安らかに微笑んで。 「羚音……」 城は、キスをする。 棗は、病室を出て屋上へ向かった。 ― 棗へ。 いつも優しい棗…あり がとう。 先生が好きだった事… 隠して私を大切にしてく れた事…ありがとう。嬉 しかった。 どうしたら…良かった?