看護師は、頷く。 「中庭に…行くわ。」 「解った。手を貸して。」 看護師に手伝われて車椅子に座って病室の外に押してもらって出る。 「蒼さん…お待たせしました。中庭に行きましょう。」 羚音は、案内をする。 「羚音ちゃん…終わったら呼んで。」 中庭に着くと看護師は、病院専用のケータイをおいて席を外した。 「…なんのご用ですか?」 「一言…謝りたくて……そして、弟と逢って欲しくて。」 蒼は、静かに話した。 「謝らなくて結構です。」