先生…ごめん、愛してる。【完】

  

「許されないのは、承知です。それでも…迎えに行きたい。 お父さん…許されないなら……どうぞ、俺を切り捨てて下さい。」


 城は、言って出て行った。


「城っ!!」


 ドア越しに父の怒鳴り声が聞こえて来た。


「羚音…待っててくれ。」


 城は、呟いて学園を出た。



「羚音、起きてたか。」


「…棗……私は、誰?」


「羚音……聞くな。」


 棗は、拒否をした。


「教えて。」


「羚音…思い出す勇気あるか?」


 棗は、真剣に聞いた。


「教えて。」