私は、あのころ子どもで… 本当のカゾクなんて… 知らなかった…… 「ん、……」 羚音は、寝返りを打って飛び起きた。 「…何処?」 綺麗で大きく柔らかい布団に寝てたことに驚いた。 周りを見渡すとだだっ広い部屋とベッドは、天蓋が付いているし高そうな調度品がズラリと置いてあった。 「…ナニ……ここ?」 羚音は、何度もまぶたを擦った。 しかし…見える景色は、同じだった。 しかも着ているのは、フリルの付いた可愛い夜着に身を包んでいることにも驚いた。