人は、愚かだ。 だから…心から許しを…… 請うんだろう。 ザーン ザザーン ザーン ザザーン 「羚音!」 「羚音ちゃん、お客さんよ。」 海辺を看護師に車椅子を押され羚音は、散歩していた。 看護師が声をかけてくれた人の方に車椅子を向けてくれた。 「羚音、此処に居たのか。」 「…棗……」 羚音は、伺うように言った。 「正解! 朝ごはん今日は、ちゃんと食べたか?」 棗は、座って羚音と同じ目線になって声をかけた。 「…食べた。」