ドシャ降りの雨が羚音を迎えてくれた。 「羚音っ―――――!!」 聖の声で羚音は、我に返って走り出す。 「(先生…棗……助けて…)」 ドシャ降りの中2人は、走る。 聖の隠れ家は、森の中だったらしく走っても走っても緑から抜け出せなかった。 「みーお、何処だぁ。俺が居ないと森から出られないだろう?」 「(…助けて……)」 羚音は、走り続ける。 「羚音…おいで。」 聖は、羚音が見えないが確実に近づいていた。 「きゃっ!!」 羚音は、雨で緩くなった地盤に足を取られた。下は、小さな崖だった。