先生…ごめん、愛してる。【完】

  

 棗は、写真を見ながら呟いた。 羚音の手紙の内容に悩んでいた。


「羚音……何処に居る?」


 棗は、羚音を想う。“妹”として大切にしていたからだ。



 ドスッ!!


 鈍い音がしてしばらくの沈黙。


「羚音……」


 聖は、言ってベッドに倒れる。


「……っ…ひ……じり…さ……ん……」


 羚音は、泪を流しながら隣に倒れる聖の名前を呼ぶ。

 聖の息が浅くなる。


「っ……聖さんっ、聖さんっ!!」


 羚音は、聖を呼ぶ。
 羚音の手には、血まみれのナイフがあった。