先生…ごめん、愛してる。【完】

  

「【解った。あとは、任せる。】」


 棗は、言って電話を切った。


「棗、話しってなんだ?」


 空き教室に城が入っていく。
 羚音は、後を追いドア前に座った。


「先生…羚音との事聞きました。」


 城の顔色が変わる。


「…羚音は、先生を真剣に想ってます。先生は、羚音をもう想っていませんか?」


 棗は、優しく語りかけた。城は、黙る。


「先生…俺も先生が好きです。」


「「Σ!!!」」


 城とドア前の羚音は、驚いた。


「気にしないで下さい。俺は、羚音と先生が仲良く付き合ってるならそれでいい。」