「許してください。…心に嘘は、つけません。」


「ビデオテープ、売るわよ!」


 綾が怒鳴っても羚音は、引かなかった。


「先生…が好きです。想うだけなら…許してください。」


 羚音は、頭を下げた。


「いいわ。あのビデオテープ見せるから。」


「待って下さい。それだけはっ!!」


「城は、誰にも渡さないわ。」


 綾は、言ってカフェを出て行った。


「…先生……」


 羚音は、カフェで気を失い倒れた。


「お客様、しっかり!」



先生…どうしたら伝わりますか?