「そうよ。 大人は、みんなシゴトだもん。先生もすぐに落ちたね。」


「新聞社にタレコミしたの……お前か?」


 城は、恐る恐る聞いた。


「だったらどうする?」


「ふざけるなっ!!どれだけの人に迷惑かけると思ってるんだ! お前なんか知らない!
 お前は、もう俺の生徒でもないっ!!」


 城は、怒鳴り付けて腕を乱暴に放した。


「(…うん。)」


「出てけっ!!」


「バイバイ。」


 羚音は、言って教室を出ておもいっきり走って学校を出た。


「っ……ふっ…あぁぁぁ!!!」