先生…ごめん、愛してる。【完】

  

 羚音は、教室が暗い事に感謝した。


「羚音…なんだって?」


「先生、真面目過ぎ。つまんないのよ。」


 出来る限り悪ぶったセリフを吐く。


「だから、あの日の事許してあげる。まぁ、もともと付き合ってなかったしね。」


「おい!」


「先生…もう、からかわないからバイバイ。
(解って。…私より……大切なモノたくさんあるの……解って。)」


 羚音は、泪を堪えて言う。


「待て!“つなんない”?…からかってただけなのか?」


 羚音の腕を掴み声を荒げる。