親も人間だ…
よっていくら血が繋がっていようが、やはり他人と一緒だと考えている。いや、厳密に言うと、日々そう思う事で、孤独とは苦ではないと思えるようになった。
イジメている側にも親がおり、見て見ぬふりをする先生も一人の大人だ。そう考えると可笑しく思えてくる。
イジメる側にもイジメられる側にも大人がおり、見て見ぬふりをする先生も、イジメられている事すら気づかない先生も一人の大人なのだ。
そんな大人に、死を考える程悩んでいる子供に[将来]等という言葉を言う事すらオカシイ話で、それぞれ大人達も一人一人環境が違うし、個々の人格を形成しているはずだ。それでも口を揃えたように[将来]とか[あなたの為]とか言う事は、本を棒読みで読んでいるようで統一感が全く無く、救いを求めている敏感な感性に陥っている子供達に、その心が見えるはずもないのだ。
そう考えると、大人達は子供達の将来を保証してくれるというのは大きな間違いであるという事が少しずつ見えてくるはずだ。