センチメンタル☆サクリファイスのレビュー一覧
5.0
読み始めのときは、ベタな感じのお話かな〜?
読むの、やめようかな〜、などと、とても失礼なことを考えていました。すみませんm(__)m
ですが、最後までよんだあと、心が温かくなりました。
ストーカー君が、笑顔になって、人とちゃんと接することができて、よかったです。
最後はみんなが笑顔になれて、読んでいる私も幸せな気持ちになれました。
ありがとうございました!
ストーカー君に付きまとわれる主人公は、先輩が好きだけど、先輩は、主人公を愛していない。だけど、それでも、好きだから別れられない。そんな時、背中を押してくれたのは、ストーカー君。ストーカーは、怖いけど、背中を押してくれるストーカーなら付きまとわれてもいいかもしれません。
一人の男の愛情に一方的に付き合わされる女の優しさときたら、最高です。
面倒見の女に興味がある方は読みふけってください。後悔はない!と80%ながら断言できちゃうぜ!
この話の主人公と、主役の一人でもあるストーカー少年は、まったく異なる存在のようでいて、実は非常に近しい存在です。
作中でも語られますが、お互いに報われぬ思いを抱え、自らの求めるような愛を掴もうとするのですが、それを実現する手段や方法が悲しくも空回りしてしまいます。
主人公は少年のいびつな愛に気づき、少年は主人公の恋愛ゲームを悲しげに見つめています。
二人は似たもの同士、あるいは目を逸らしたい自分自身のようにも思えます。
やがて少年はストーキングをやめ、主人公は先輩と別れます。
その後偶然に出会った二人は、互いに笑顔をかわして去っていくのですが、このシーンにこそ、この作品のテーマが現れているといっていいでしょう。
道の向こうからやってくるもう一人の自分に、笑顔で向き合える。
そこに、ようやく愛らしい愛が見えるような気がします。