「まじ!?」
静まりかえった図書館で、
奈津美が叫んだ。
「シーーっ!」
私は、周りに頭を下げる。
「外に出よう。」
奈津美が私の腕を掴んで、出口に向かった。
大学内のメイン通りに両サイドに並んだベンチ。
奈津美は、私をそこに座らせた。
「で?続き。」
「だから、それからキスして、夜景見て、帰った。」
「ははーぁ??何それ。」
「何って?」
「莉奈のポジションは何?」
「ポジション?」
「そう。彼女がいるから、遊び相手?それとも、彼女と別れるの?」
「分かんないよ。。」
「前言ったじゃん。モーションかけてきたら、彼女は?って言いなって」
「聞けなかったよ。怖いもん。」
奈津美は、真剣な顔で言う。
「ハッキリさせないと、辛いのは莉奈だからね。今はこのままでよくても、いつか、答えを出さないと。」
私は何も言えなかった。
けどね、奈津美。
私、野上さんが好きになってしまったんだよ。
もうブレーキはかからないんだ。
静まりかえった図書館で、
奈津美が叫んだ。
「シーーっ!」
私は、周りに頭を下げる。
「外に出よう。」
奈津美が私の腕を掴んで、出口に向かった。
大学内のメイン通りに両サイドに並んだベンチ。
奈津美は、私をそこに座らせた。
「で?続き。」
「だから、それからキスして、夜景見て、帰った。」
「ははーぁ??何それ。」
「何って?」
「莉奈のポジションは何?」
「ポジション?」
「そう。彼女がいるから、遊び相手?それとも、彼女と別れるの?」
「分かんないよ。。」
「前言ったじゃん。モーションかけてきたら、彼女は?って言いなって」
「聞けなかったよ。怖いもん。」
奈津美は、真剣な顔で言う。
「ハッキリさせないと、辛いのは莉奈だからね。今はこのままでよくても、いつか、答えを出さないと。」
私は何も言えなかった。
けどね、奈津美。
私、野上さんが好きになってしまったんだよ。
もうブレーキはかからないんだ。


