~♪
今度は海夢くんだった。
【さっきの電話ずっと話してたの
僕だよ♪ww】
は・・・?最初から怜雄じゃ
なかったのかよ。
そのメールもシカトした。
私は狂った様に歌いストレスを発散した。
19:00になり中学生は帰される時間。
私達はカラオケを出た。
「どーする?ご飯いく?」
「いーねぇ☆」
~♪
私の電話がなる。
画面には怜雄の文字。
「ごめん!私ちょっと元カレ電話
しつこいから帰るね!まじごめん」
「えぇー、まじかぁ。頑張れ☆」
「あんまり、しつこくされたら
着信拒否しちゃいなね?」
華穂が心配してくれた。
「うん、ありがと♪
じゃ、また明日ねー☆」
「ばいばーい」
二人と別れ、しつこくもまだなり続ける
電話に出た。
「やっと、出た」
さっきの電話と違う声。
「今度は誰?」
「俺、怜雄です」
「ほんと?信じないよ」
イライラしていた私は冷たく言った。
「や、俺ほんとに怜雄だから。
今周り誰もいないし」
本当に怜雄かも。声は少し低いけど
しゃべり方は怜雄だった。
なんで私気づかなかったんだろう。
「海夢くんと多樹くんに勝手に
アドレス教えたでしょ?」


