「今日何の仕事?」 あたしが落ち着いたのを見計らってか、少し間が空いてから篤が訪ねてきた。 「局前でのイベント!」 「あぁ……昨日から始まったアレか……」 「そうゆう篤は何の仕事?」 「バラエティー!」 「そっか…篤、フレンドリーだから人気あるもんね。俳優からタレントになったら?」 「俺はあくまでも俳優で通すからな!」 あれからいきなり俳優になりたいと言い出した篤は、あたしの入ってる事務所の俳優のオーディションを受けた。 必死だったなぁ。 で、合格。 .