『優衣花!』
ビクッ
大声で呼ばれた声に
反応する体。
声の方へ振り替えると
いきをきらして立ってこっちを
睨み付けてる悟。
久しぶりに見た悟は少し痩せてるように見えた。
『さ、とる……』
『…っにしてんだよ!こぃ!』
すごい剣幕でそう怒鳴る悟。
怖いよ悟。
こんなに怒ったのは初めてかな
だから
どうしていいかわからなくて
立ち尽くしてしまう。
『優衣花ちゃん、行こう』
え?優衣花ちゃん?
横から梶内さんにそう
話しかけられる私。
でも優衣花ちゃんなんて…
『…っ…こい!』
それを聞いた悟は
私の手を握って強引に引っ張られてしまった。
そのまま
悟の家につれていかれる。
久しぶりに来た悟のへやは
少し散らかっていて
ゴミ袋には食べ終わりのカップ麺が大量に捨てられていた。
ちゃんと食べてるの?
『なんだよあいつ!誰だ』
『…会社の先輩』
『んなことじゃねーよ。付き合ってんのか?』
『違うよ』
『じゃなんで一緒にいんだよおかしいだろ』
そう言われて
口が止まってしまう。
たしかにそうだよね…

