『……なによ、返ってこないじゃない』
見つめてもう二時間。
仕事だって終わってる時間。
鳴らない携帯を壊すくらいの力で
握りしめる。
なによ……
熱のせいかな…
涙が……止まらない…
『おはようございます』
『あ、西野原さん大丈夫?』
『梶内さんおはようございます。だいぶよくなりました』
『そおか、良かったよ』
『はい、』
『あ、そうだ今日のこのあと開いてる?ご飯でもどう?』
え、
これって誘われてるのよね?
ご飯くらいいいわよね、
悟が悪いのよ、何も返事しないから…
『って、急にごめん。困るよね』
『いきます、家になにもないから』
『ほんと?よかったじゃあまた』
約束しちゃった…
梶内さんは職場の先輩で
なにかと話しかけてくれて
いい人。
だけど、
この前告白されたのよね。

