『お題』ください。短編小説の種になります

西くんだった。

『さっき、会ったよね。何か、久しぶり~って。声かけ損ねたから、電話してみた』

「そうなんだ。西くん、オンナ連れだったから、こっちも遠慮したんだけど」

『ああ、あれ、後輩。何か、会社にくる服とか化粧とかばっかりにエネルギー注いで
て・・・疲れるんだ』

「綺麗にしてくれてるほうがいいでしょ?」

『そうだけど、いちいち褒めないといけない』

「そりゃ、面倒だね」

『うん』

沈黙。