光 side




声を…

かける事が出来なかった。





振り向かずに歩いていく
美雨さんは…



泣いている様に見えた。





『どうして…?』 





ポツリとつぶやく… 




足元に擦り寄ってきたターボも、

何かを感じとったのか…


クゥーンと悲しそうだった。


楽しかったのは、

自分だけだったのだろうか…



もっと一緒に居たいと思ったのも、


オレンジジュースが
すごく美味しく感じたのも…



自分だけだったのだろうか…