キッチンからカチャカチャと音が聞こえる。 俺は、この状況が嬉しくてニヤける顔を隠すのに必死だ… 美雨から珈琲を受け取り、しばらく話していると ふと本棚の前に真新しい本が積まれている事に気付いた… 『あれ?本、増えた?』 「うん… これを機会に本棚の整理をしよう!って思ってたんだけどなかなか…」 『手伝うよ!』 「えっ?本当に?」 『任せなさい。』