「美雨」


『ん?』



「俺、考えたんだけど…」

『なに?言って?』


なかなか言いださない
彼の唇を指でなぞる




「一緒に住まないか?」



『……』



「俺の所に来ないか?
そりゃ、美雨ん家程広くないけどさ…でも…」


『…いいの?

本当にいいの?』




「お願いします。美雨と暮らしたい。」



『こちらこそよろしくお願いします。』


私は思い切り強く、光を抱きしめた。