伝わるように… 少しでも伝わるように… 想いを込めて 美雨の肌に触れる その一つ 一つに 反応する美雨が可愛い 胸元の傷に 赤い印をつけた 少し驚いたように 美雨の瞳が大きく揺れる 「イヤだった?」 『ううん…』 美雨がその赤に触れる 「…証。」 『…えっ?』 「美雨の心も… 身体も… 傷も… 俺のもんって 証 」 美雨が ふわりと笑った