『光にちゃんと話そうと思うの』


「……」


『…光に、私を知ってもらいたいの』


「…つらいわよ?」


『……』


「自分から話せる?」


『本当は分からない。
最後まで伝える事が出来るのか…

でも、伝えなきゃ。』



「美雨…」



『……』


「もし、美雨のすべてを知って…光が…受け入れられなかったら…?」


『うん…それも考えた。
ふられるかもね…』


「…そうなったら?」


『フフフッ。また好きになるわ』


「えっ?」


『また何度でも光に恋をするわ。…がんばって告白する!』



「…プッ!そうね!」


『そうよー!案外しつこいのよ私』



『「アハハー!」』


『ありがとうね、由美ちゃん。私、由美ちゃん達が居なかったら、こんなに強くなれなかった…』



「あたしらも何度でも応援するわよ!
もし美雨が負けそうになっても引きずり出すから覚悟しなさいよ!」







由美ちゃんを見送った後、鏡に映る自分に言葉をかけた



大丈夫…と