しばらく、二人で貝殻探しに夢中になった。 美雨は、白色と桜色の貝殻を持ってすごく嬉しそうに笑った。 「それ、外さないでいてくれたんだ。」 『…?』 美雨の首元に触れ微笑んだ 「良かった…」 『……いいの?』 「ん?」 『…私が持ってて…』 「美雨以外、誰が持つんだ?美雨しかダメだよ。」 美雨が、ふわりと笑った 『…ありがとう。』